夏のモバイルバッテリー発火を防ぐ「3つのC」|携帯扇風機も注意
NITE(製品評価技術基盤機構)は、夏に事故が増えるリチウムイオン電池搭載製品について注意を呼びかけています。暑い日に頼りたくなる携帯扇風機や、外出先で欠かせないモバイルバッテリーの発火を防ぐには、「選ぶ・丁寧に使う・正しく捨てる」を毎回確かめることが基本です。
NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2021年から2025年までに通知されたリチウムイオン電池搭載製品の事故は2,140件で、事故件数は春から夏に増え、8月にピークを迎える傾向があります。この記事では、NITEが示す「3つのC」を、今日から使えるチェックリストに整理します。
NITEが示す、発火を防ぐ「3つのC」

夏のリチウムイオン電池事故を防ぐ3つのC
| 3つのC | 確認すること | 避けたい行動 |
|---|---|---|
| Cool Choice 賢く選ぶ |
販売者の連絡先、製品情報、適切な表示、リコール情報を確認 | 販売元や仕様がはっきりしない製品を価格だけで選ぶ |
| Careful use 丁寧に使う |
高温、水ぬれ、落下、圧力を避け、付属・指定の充電器を使う | 炎天下の車内に放置、落とした後もそのまま使う |
| Correct disposal 正しく捨てる |
自治体やメーカーの回収方法を確認 | 一般ごみに混ぜる、無理に分解する |
夏に危険が高まりやすい4つの場面
車内や窓辺に置きっぱなし
高温になる車内や、日差しが当たり続ける窓辺は保管場所に向きません。スマートフォン、モバイルバッテリー、携帯扇風機を「短時間だから」と残さず、涼しく乾燥した場所へ移しましょう。
落下した携帯扇風機を使い続ける
外見に大きな傷がなくても、強い衝撃で内部が損傷している可能性があります。落下後に異音、異臭、異常な発熱、変形があれば、電源を切って使用と充電を中止してください。
バッグの中で圧迫する
荷物を詰め込んだバッグでは、製品に圧力がかかったり端子が金属と触れたりします。専用ポーチや端子カバーを使い、鍵や硬貨と同じ場所に裸で入れないようにします。
水ぬれしたまま充電する
海やプール、急な雨の後は水分が残っていないか確認します。ぬれた製品を自己判断で充電せず、取扱説明書とメーカーの案内に従いましょう。
膨らみ・異臭・異常な熱を感じたら
- 直ちに使用と充電を中止する
- 可燃物から離れた安全な場所で、触り続けず状況を確認する
- 製品を分解、穴あけ、押し戻ししない
- メーカーまたは販売店へ相談し、回収方法を確認する
- 煙や火が出ているなど危険が迫る場合は、安全を確保して119番へ通報する
膨らんだ電池を「まだ動くから」と使い切ろうとするのは危険です。異常は交換や回収を検討する合図と考えてください。
購入前と外出前のチェックリスト
| タイミング | 確認項目 |
|---|---|
| 購入前 | 販売元・連絡先・製品情報・必要な表示が確認できる |
| 充電前 | 膨らみ、変形、異臭、異常な発熱、ケーブルの傷がない |
| 外出前 | 直射日光と水ぬれを避けられる収納、端子の保護ができている |
| 帰宅後 | 落下や水ぬれがなかったか確認し、高温の場所に放置しない |
捨て方は自治体・メーカーの案内を確認
リチウムイオン電池を一般ごみに混ぜると、ごみ収集車や処理施設で火災につながるおそれがあります。回収区分は地域や製品で異なるため、自治体の公式サイト、メーカー、販売店の回収案内を確認してください。取り外せない電池を無理に分解するのも避けます。
最新の注意点は、NITEのリチウムイオン電池事故を防ぐ「3つのC」と、消費者庁の充電式暑さ対策グッズの注意事項で確認できます。
夏のモバイルバッテリー事故は、出かける前の30秒確認で防ぎやすくなります。高温を避け、落下や水ぬれの後は異常を確かめ、役目を終えた製品は正しい回収先へ。家族が使う製品も一緒に点検しておくと安心です。ほかの身近な事故対策は、安全情報の最新記事一覧から確認できます。




